さいごに

さいごに

先に述べたように、ローコスト住宅を購入しても、甘言が並べられている広告通りの状況になることは非常に稀です。

しかし、住宅ローン減税や補助金を活用することで、支払いの負担を軽減できるのも事実です。

ほとんどの人にとって、住宅の購入は大きな買い物になると考えられるので、正しい判断をするための情報収集は怠らないようにしましょう。

その他の支払い

その他の支払い

注文住宅を建てた暁には、住宅ローンの支払い以外にも、火災保険、地震保険団体信用生命保険等の保険料や固定資産税の支払いも必要になります。

長く住むことを想定すれば、メンテナンスの費用も生じることでしょう。

上記を月々の支払いに換算し、住宅ローンの返済額と合算すると、少なくとも15万円以上にはなるのではないでしょうか。

また、注文住宅を建て終えた後だけではなく、建てる前にも下記の費用がかかるので注意が必要です。
決して『安い』とは言えない金額になっています。

・事務手数料
・印紙代
・登記費用

返済シミュレーション

返済シミュレーション-建物代のみ-

仮に、以下の条件で借入を行った場合、月々の返済額はいくらになるのでしょうか。

・借入額:1,500万円
・ボーナス返済:なし
・返済方法:元金均等
・返済期間:35年間
金利タイプ:固定金利
金利:1.5%
(※1)

シミュレーションの結果は、月々54,464円の返済額となりました。
(参考先:住宅保証機構株式会社

これだけを見ると、広告の誘い文句は正しいように思われます。

 

返済シミュレーション-建物代+土地代-

ほとんどの場合、注文住宅を建てる際には、土地の購入も必要になります。
つなぎ融資を考慮しない簡単なシミュレーションを以下に用意しました。

八王子に40坪の土地を購入したとしましょう。
八王子市全体の土地価格相場は43.5万円/坪なので、購入額は1,740万円になります。
(参考先:SUUMO-八王子市(東京都)の土地価格相場情報-

ローコスト住宅を購入した場合の建物代と合算すると3,000万円程度が必要で、先述の条件(※1)において住宅ローンの借り入れを行った時は、月々108,928円の返済額になります。
(参考先:住宅保証機構株式会社

各ハウスメーカのプラン

各ハウスメーカのプラン

次に、各ハウスメーカのプランを確認してみます。
(※東京都にローコストの注文住宅を建てる場合※)

ローコスト住宅_002
(参考先:SUUMO-東京都のハウスメーカー・工務店一覧-

東京都であっても、建物代だけであれば、1,000万円台で注文住宅が建てられそうです。

ローコスト住宅_003

ローコスト住宅とは

ローコスト住宅とは

ローコスト住宅とは、

広さが35坪程度で1,000万円台、
坪単価でいうと20万円台~40万円台前半くらいの住宅

のことです。
(引用先:LIFULL HOME'S-ローコスト住宅とは? 安さの理由や工夫の仕方と注意点-

下記のような工夫を凝らすことで、コストダウンを実現しています。

・部材、設備の大量一括購入
・設計、施工システムの合理化
・プラン、デザインを限定した規格型住宅の採用

(参考先:LIFULL HOME'S-ローコスト住宅とは? 安さの理由や工夫の仕方と注意点-

注文住宅を建てる際に、ローコスト住宅を検討する人も多いのではないでしょうか。

はじめに

はじめに

ローコスト住宅の広告には、『月々5万円台の支払い』、『平均年収以下でも』、『1,000万円台で家が建つ』などの魅力的な誘い文句が並んでいます。

しかし、上記の文言は、建物代のみに限って成立することがほとんどなので、注意が必要です。

以下のページに記載してある内容を確認して、正しい知識を身につけましょう。

ローコスト住宅とは - low_cost_houseのブログ

各ハウスメーカのプラン - low_cost_houseのブログ

返済シミュレーション - low_cost_houseのブログ

その他の支払い - low_cost_houseのブログ

さいごに - low_cost_houseのブログ

 

コンバージョンページ - low_cost_houseのブログ